Data Forward

背景

近年、国内では総務省・経済産業省を中心に情報銀行の社会実装に向けた取組みが行われており、2018年12月からは情報銀行の認定制度が始まるなど、情報活用基盤の整備が進んでいます。個人の意思に基づいたパーソナルデータの流通・活用の推進が進むなか、今後、広告市場においてもパーソナルデータを活用したマーケティングが促進すると予想されています。

このような背景のもと、ブロックチェーン分野におけるサービスの研究・開発強化を目的に、広告マーケティング領域において、パーソナルデータを活用したサービスの開発に取組むプロジェクトです。

「Data Forward」の概要

Data Forward Alpha

「Data Forward」は、パーソナルデータをユーザー自身で管理し、自らの意思で個人のパーソナルデータを様々な価値に変えることができる、ブロックチェーン技術を活用したデータ流通プラットフォームです。

ユーザーの趣味や嗜好、体調などのパーソナルデータは個人が保有する端末のアプリケーション内にあるパーソナルデータストア(以下、PDS)(※1)に保存され、ユーザー自らの意思・同意に基づき企業へ情報提供を行います。自らの意思により情報提供を行ったユーザーは、その対価としてギフトカードなどに交換可能なポイントを受け取ることが出来るとともに、享受したポイントの交換履歴やパーソナルデータの提供先などを、常に自身で把握することが出来ます。
Data Forwardでは、分散型PDS(※2)を用いることで当社ではパーソナルデータを保有せず、データ流通情報をブロックチェーン技術で管理し信頼性を担保しております。

Data Forward

実証実験の内容

項目 説明
実証期間 2019年2月〜2019年5月
対象者 株式会社サイバーエージェント従業員(グループ会社含む)のうち、利用内容等について予め同意を得た者
募集人数 1000人程度
内容 ① サービス利用における、ユーザの一連体験の検証(UI/UX) ②ブロックチェーンを活用したデータサービスにおける技術検証
取得するパーソナルデータ 基本情報(誕生年・性別・居住地・都道府県)、位置情報、端末情報(OSのバージョン、端末名、容量、使用可能容量、キャリア)、ヘルスデータ(歩数、消費カロリー、心拍数)

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