「情報銀行認定」に関する説明会に行ってきました!

by 鷹雄 健

Blockchain Studioでは情報銀行に関わるようなサービスの開発を行っています。正確には情報ひとつひとつをユーザーの許諾により取引を行うサービスを検討しているので情報信託(情報を預け、運用してもらう)サービスとは少しニュアンスが違うのですが、ユーザーの情報を価値に変えるサービスという点では情報銀行に似たサービスにはなるため情報は逐次チェックしています。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin01_02000266.html
約400人が参加し、会場は満員でした。
(トップの写真はすこし空きがありそうですが、実は開始30分前の写真。)

開会の挨拶は佐藤ゆかり総務副大臣からありました。
各種メディアの記事が既に出ているので詳しい内容はそちらを参考にしてもらえれば良いかと思うのですが、注目すべき点としては官民協力して柔軟に進める形を選んでいるところです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36679600Z11C18A0EA6000/

情報銀行の認可は強制ではなく、認可が無ければ出来ないビジネスではないのですが、
認可を受けることによりユーザーに対して安心感を与えられるような利点があります。

情報銀行というビジネスモデルはまだ日本で存在しない物なので、
今の段階で厳しく規制を作るとそもそもビジネスが成り立たないため
民間が協力して現実的な制度を作ることはとても良いことだと思います。

来賓挨拶として「情報信託機能の認定スキームの在り方に関する検討会」主査 宍東京大学大学院 教授 宍戸 常寿 様からは「情報銀行がお金になるという報道が増えているが、それは本末転倒。もちろん否定はしないが、情報をコントロール出来るようになるというのが重要」という言葉もあったとおり、情報銀行には情報を価値に変えるという側面の他に、情報をしっかり管理できるようになるという側面が重要だと思います。

自分の情報を誰が知っていて、どのように利用されているのか。それに対してユーザーはどのような利益を享受できるのか。それが可視化されていくことが、情報を流通させていくのに最低限必要なことだと思います。

説明会の資料は下記で公開されています。
一般社団法人日本IT団体連盟
https://www.itrenmei.jp/registration/
https://www.itrenmei.jp/files/files20181018183620.pdf
https://www.itrenmei.jp/files/files20181023153749.pdf

引き続き情報銀行周りのニュースがあればピックアップして記事にしていく予定です!

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