相互アイデンティティプラットフォーム

背景

相互アイデンティティプラットフォームは、提供された個人情報の正当性を計測できるプラットフォーム構築を目指すプロジェクトです。

このプロジェクトは、 _ APIs _ プロジェクトにおける分散型アイデンティティの研究領域から派生した研究開発プロジェクトです。 _ APIs _ では、個人情報を統計情報に加工し、利用者に提供するため、統計情報から個人の再特定を予防する必要があります。このリスクの計測については、利用者、もしくは利用者が所属している組織の保持する個人情報や能力を推定する必要があり(例えば、所持する個人情報との突合で名寄せができてしまう可能性もある)、この推定には、利用者の個人情報から計測する必要があります。

しかし、この個人情報が誤っている場合、リスク値への誤りが生じるため、利用者が統計情報から個人情報の一部を取得されてしまう問題が発生します。例えば、自己申告での個人情報の場合、ブロックチェーンスタジオで実施した「Data Forward」の実証実験では、基本情報の一部に間違っていると推測できる情報が混在していました。このようなノイズが混じった場合、利用者が容易に統計情報から個人を特定できる可能性があります。

そこで、本プロジェクトでは、取得する情報の正当性を確保するため、自己主権型アイデンティティ(SSI: Self-Soverign Identity) の技術を拡張し、取得情報の信頼性を向上することを目指します。自己主権型アイデンティティは、信頼された組織がユーザの情報を承認し、正しい情報をユーザの同意のもとで譲渡される考え方が一般的です。しかし、一部の情報については、信頼された組織を用意して承認することが難しい場合があります(パラメータ化されないゲームの腕前、エンジニアの能力等)。そこで、本プロジェクトでは、信頼された組織がユーザから渡された情報を承認する形ではなく、複数人が評価したユーザの情報を集計し、その情報をユーザが承認することで、ユーザが開示している情報の信頼性担保を行うプラットフォーム構築を目指しています。

ブロックチェーンスタジオでは、この情報を保証する第三者と情報提供者の関係性と、情報を保証した人数から情報の正当性を計測できるプラットフォームの開発と実証実験を行なっていきます。これにより、提供情報の質を向上させると共に、データ利用者の正確なスコアリングを行うことができ、このスコアに応じて情報提供者が安心して情報を譲渡できるか計測できるプラットフォームが構築できます。

MutalIdentityVision

応用領域

オンラインゲームのパーティマッチング支援

例えば、MMORPGのようなオンラインゲームにおいて、各キャラクターには公開されている情報(種族、ジョブ、装備等)と、公開されていない情報(ステータス、戦い方、スキル等)があります。この内、公開されていない情報が影響して、野良でパーティビルドをした際に、うまく役割分けができない状況が発生することもあります。また、キャラクターを偏重ビルドする際や、マイナーな構成を行おうとすると、ローカルなコミュニティ内での支援が受けれないとレベリングがままならないような状況が発生することもあります。

そこで、公開されていない情報を、他のプレイヤーから見た評価という形で抽象化し、キャラクターのできること、できないことを公開できるようにすることで、マッチングを支援できるようなアイデンティティプラットフォームの構築を行うことができます。

実証実験の内容

Comming Soon…

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